まずテーマになったチャイコフスキーの「弦楽セレナーデ」、例の「オー人事」のCMぐらいしか知らなくて、ちゃんと通して聞いたのは初めてだったのですが。とにかく印象的な曲ですね。一度聴いたら忘れられない感じ。冒頭のあの衝撃的な感じ、そのテーマが繰り返されて、第二楽章からはまた雰囲気が変わるのですが、ラスト、最終楽章の、そのまた最後にもう一度冒頭のテーマが繰り返されるんです。それがまた印象的なのて、それを何とかお話に表せないかなあ、と思って考えました。
なので、このテーマ曲とお話の関連性で言えば、まずは「衝撃的な始まり」「運命的な出会い」。
それから全体から感じる非現実的な感じと、あとは構成。
つまりすべては私が感じたこの曲の印象なので、他の方から見れば全然違うと思われるのかもしれませんね。でもそれもまたいいんじゃない? と思っています。だって他の人と同じじゃつまらないし。例えばこの曲で何か話を書きましょう、って10人が書いたとして、全然違う話になったほうが面白いじゃないですか。まあ要するに開き直りですけどね。(笑)こうやってグダグダと理屈をこねくり回すのも、自信のなさの表れです、ハイ。^^;
何しろ、あの壮大な音楽と私の文章ではまったく釣り合いが取れませんので。(笑)←笑うな
書いた頃がちょうど中秋の名月の頃だったので、月を登場させて、それと丁度その頃見た映画に影響されて、猫を登場させました。もう「月」と「猫」ってだけでちょっとファンタジーじゃありませんか?(笑)
キャラを南くんにしたわけは、実はもうあまり覚えてないんですが、もしかしたらこの「衝撃的な始まり」にピッタリだなと思ったのかもしれません。多分そうだと思います。南くんは今までも千石くんのお話によく登場するし、何なら「これは千石くんじゃなくて南くんの話でショ」っていうのもありますんでね。初めて書いたという気もしなかったのですが、でも彼はとても書きやすいですね。基本、ヘタレが好きなんでね。(笑)(失礼な! 南くんはヘタレじゃないよ、と思った方、すみません)
あと彼の日課は「毎朝の掃除」だとか。そんなところから、家事なんかをまめにするんだろうな、と想像しました。なんか色んなことをきちんきちんとやりそうですよね。私と違って。(笑)
色々ぐだぐだ書きましたが、今までにない発想からお話を書いて、私的にはとても新鮮で楽しかったです。でも出来上がった話はいつも通りの私の話だよね。って思ってますけどね。まあそれもしょうがないし、いいんじゃない?って思ってます。
お読みになった方々にも、少しでも楽しんでいただければ幸せです。
最後に、繰り返しになりますが、藤原さん、素敵な企画に参加させてくださって、本当にありがとうございました!(*´ω`*)
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