まず今回の更新ですが、またしてもヒロインがオタクです。(笑)
このヒロイン、やっぱり例の『ヲタ恋』の中の登場人物の一人をイメージしています。あの作品には相当なゲーオタが出てきますが、私はゲームを一切やらないので、それを自分で書くのは無理なんでそこは適当に変えてます。
忍足くんは、表面上だけなら誰とでもソツなくやっていける人だろうなと思います。そこそこ愛想よく、そこそこ付き合いもするし話も合わせられるけど、ある一定の距離は保っているんじゃないかな。その距離を詰めるのは結構大変そう。何しろ心を閉ざせますからね。(笑)
で、ここからは忍足くんというキャラについて。
彼はかなり解釈に幅を許せるというか、夢とかの二次創作を読んでいても、作者さんによってかなり色んな描かれ方をする人だなと思っています。
変態、女たらし、オタク、嘘つき、腹黒、などもよくあるし、全然真逆の、真面目で優しいとか一途とかいう解釈もアリなのかな、と。
じつは、私は初登場の頃の彼がすごく印象が悪かったので、意地悪で性格が悪いけど、詰めが甘くて残念というかなりひどい印象を持っていました。もっとハッキリ言うと、嫌いなキャラでした。それに不二様の技をパクってたりもしたので、もう最悪で。^^;
最初に彼を書いたのは、昔の二次創作サイトにもある初めて書いた長編なんですが、特にその初めの方はこの私の最悪な印象がそのまま出ていますね。ところが、不思議なことに、書いてるうちにだんだん好きになってきちゃって、ついには彼が主役になってしまうということに。まさに下克上。「書いたら好きになる」を初めて経験したのが彼で、かなり長いこと彼ばかり書いてたので、今でも私にとってはその長編の彼が一番しっくりきます。
意地悪で性格悪くて女たらしで嘘つきだけど、でも一人の女の子と出会って彼女のことだけを一途に想う。人間的に弱い人だけど、彼女のことだけは大好きみたいな。
その後、今のサイトを作ってからはもう少し色んな彼を書くようになり、なんというか、今では悪友のような気持でいます。まったくしょうがないなぁ、アイツは……みたいな?
それに比べると、今回のお話ではかなりニュートラルな忍足くんになったのかな、と思います。
ちなみに「嫌いだったけど書いたら好きになったキャラ」上位には、手塚部長とか仁王くんとかも入ります。手塚部長は嫌いではなかったけど、苦手だった。だいたい不愛想なキャラとか俺様キャラは苦手なんですよね…跡部サマもそうですね。
なんというか、苦手だったキャラのほうが、書いてるうちに愛着がわくと愛がより強くなるような気がします。面白いですね。